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お知らせ

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[ 夏本番 ]
 いよいよ梅雨あけとなりました。昨日アブラゼミの声が聞こえました。毎朝4時40分ヒグラシがなきはじめます。ホトトギス、ウグイスとの饗宴です。
 屋根大修理はただ今解体中、明治初年鞘堂建設時のものと明治40年頃の二層の屋根地が出てきました。先ず明治初年のものは釘が全部手打釘、ボルトはなくピン留めです。そして一番の特徴は軒付の工作が重文級の仕事をしています。明治40年のものは近代的な釘です。
2006/07/27(木) 晴れ


[ 銅板の下が見えました。 ]
 やっと諸準備がおわって、銅板をはがす段階になりました。100年前の銅板の張り方は未発達という先入観がありました。今日銅板の下を見て、銅瓦に見立てた工作方法はたいへん高度なものであるとおもいました。それは、1)ハゼの取り付けが非常に細かい作業をしてある。2)瓦算と言われる貼り付けの方法は天部の三角の頂点で会わさねばならない。それが正確に寸分くるわずカンナで合わせてある等々現代にすぐるとも劣らぬ技法である。当時の大工、板金師の技術に感心させられました。
2006/07/17(月) 晴れ


[ 素屋根ができました。 ]
 百年目の銅板葺き替え工事、13日素屋根の工事がおわって作業小屋など大工工事に向かっています。素屋根は屋根面積が140坪、高さが20メートルの建物になりました。横から見るとチベット佛教のお寺のようです素屋根のぐるりに網を張ってしまいました。我々は本堂のなかで空気の流通が悪く暑くてよわっております。今度素屋根が解体されると新しい銅板葺きの大屋根があらわれます。そしてこれまでの緑青がでるのは百年先お互いに長生きしましょう。

2006/07/15(土) 晴れ


[ ヒグラシが鳴きました ]
 7月3日夕刻、今年始めてひぐらしの声が聞こえました。お山はウグイス、ほととぎすに加えてヒグラシもきかれる様になりました。同時に平成の大修理、本堂大屋根修理が始まり今 素屋根の組み立て中です。本堂の棟木をすっぽりと覆ってしまう素屋根は20bほどの高さになります。まだ、大屋根が見えていますがまくをはり、工事がおわって素屋根を撤去した時は今と違う銅板色になります。百年後にならないと今の色はでないということになりましょうか。
2006/07/04(火) 晴れ


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[ 管理者:中津峰山如意輪寺 ]


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