愛知県美和町岩田社会福祉協議会長さんの肝いりで、美和町歴史資料館の鎌倉学芸員が中心となって「町政四十五周年、法蔵寺・鉄地蔵(重要文化財)錫杖の里帰り」と企画され、鉄地蔵さんと再会できることになった。 
美和町はかって蜂須賀村といわれた。蜂須賀小六候は「太閤記」の当初から出た来る人物。豊臣家の家臣第一号といってよいだろう。故にいつもいつも難しい戦いを引き受けてきた。美和町史によると、桶狭間の戦いというのは誰が見ても戦いは不利と見られた。だが、前もって下工作したのは蜂須賀党だった。そのとき小六さんは鉄地蔵が持っていた錫杖を戦陣に携え、死を賭して戦陣に挑んだ。歴史に残る結果となった。