私ども高野山大学同窓会徳島県支部は二月一日、徳島郷土文化会館で、哲学者、梅原猛先生の「日本人のこころ」なる学術講演会を行った。お経にならい如是我聞で綴る。とはいえ場内整理のかたわらのメモゆえ充分ではない。先生の近著『梅原猛の授業、佛教』を参考に纏めたつもりだが、内容の齟齬は私の責任である。
日本人はいろいろの思想、宗教を受け入れ固有のものをつくってきた。そこでもっとも古く純粋なものを求めると縄文文化にたどりつく、縄文文化は土器で有名だが、木造の方でも相当進んだ建造物があったことが分かってきた。縄文の魂は生きとし生けるものとの共存ということだった。一本の木も生活のため仕方なし一本きるというもので森の神様にはお礼をするというものだった。そして、魂は肉体から離れご先祖様のところに行く、しばらくあの世で今のように暮らす。良いことをした人は早くまたこの世に生まれからる。そうして無限の旅をする。