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釈尊はウルビーラの森で仲間達と修行されいた。それは生きる限界に挑戦したというべき苦行であった。だが、悟りを得られない。それを捨てた釈尊は尼連禅河で沐浴された。そのとき、生きているのか死んでいるのか分からないほど体力を消耗されていた。そこへ村娘スジャータが乳粥を供養した。日一日と回復され再び修行を始められた。 |
六年間の修行の後、菩提樹下で悟りを得た。菩提樹下で一週間心地よい覚りを味わった後、禅定を離れニグローダ樹の下に行き、解脱の味わいを楽しまれた。七日過ぎてこの樹のもとを去ってムチャリンダ樹下で解脱の楽を味わわれた。そのとき、時ならぬ雲があらわれて、七日間雨が続き、冷風が吹いて、闇が四面を覆った。竜王が身をもって釈尊を覆い、雨を防ぎ、暖をとって釈尊を守った。七日後空は晴れた。また七日後禅定より立ち、その樹のもとを離れてラージャタナ樹の下で解脱の楽しみを味わわれた。 |